英語の勉強していて関係詞ってよく出てくるけど、いまいちよくわからない。。
英会話で関係詞使いたいけど、イメージがわかなくてうまく使いこなせない。。
という方向けに、関係詞について解説していきます。
英語を勉強する上で、全てを完璧に覚えるのは非常に大変です。なのでポイントやコツをつかむことにより、効率的に勉強を進めていけるようにしましょう。
目次|この記事の内容
関係詞とは?
関係詞とは、接続詞に近い役割を持つもので、簡単にいうと二つの文章を一つに繋げる際に使われる英文法です。
関係詞が使われるシーンとしては、最初の文章をさらに次の文章で詳細を説明する際によく使われます。
極論をいうと、関係詞を使わなくても短い二つの文章を作ることで、自分が伝えたい内容は伝えることはできるのですが、会話をしていく中で自分が伝えたい内容を関係詞を使うことで正確に伝えることができるので、覚えておくと非常に便利な文法です。
関係詞は主に二つの使い方があります。
- 関係代名詞→代名詞としての活用
- 関係副詞→副詞としての活用法
復唱になりますが、関係詞を使う際のポイントとしては、
- 接続詞と同じように二つの独立した文章を繋ぐ役割
- 最初の文章を二つ目の文章で詳しく説明する役割
この二つになるので、これをイメージして学習することにより、実際の会話で使うことができるようになります。
関係代名詞の種類
関係代名詞とは、「ヒト、モノ、コト」を説明するときに使われる代名詞になります。
- 代名詞とは?
-
- 「これ、彼、それ」など特定の「ヒト、モノ、コト」を別の言い方で呼ぶ際に使われる語の事。
- 英語の場合、一度文章に出てきた名詞は代名詞に置き換えなければいけないルールがあるので、「It, you,they」などが代名詞に当たる。
関係詞とは二つの文章を一つに繋げる際に使われる英文法になるので、最初に出てきて文章の「ヒト、モノ、コト」を次の文章で説明する際に使われるのが関係代名詞になります。
例えば、「I have a son.」「He lives in Tokyo.」この文章を一つに繋げる際に関係代名詞は使われます。
- I have a son who lives in Tokyo.
- 私には東京に住んでいる息子がいます。
このように関係代名詞の「who」を使うことによって、一つの文章の中でケンは誰なのかを説明する文章を付け加えることができます。
関係代名詞は、全部で3種類あります。
- that
- which
- who
これらの使い分けは、何を説明するのかでどの関係代名詞を使うかが変わってきます。
関係代名詞thatの使い方
関係代名詞のthatは、「ヒト、モノ、コト」を説明するときに使うことができます。
つまり、関係代名詞を使って文章を作る場合は、「that」を入れておけば基本的に問題なく意味は通じます。
そうです。thatは関係代名詞において万能なのです。
なので迷ったらとりあえず「that」を入れておけば問題なく伝えたい内容が伝わります。
- I have a son that lives in Tokyo.
- 私には東京に住んでる息子がいます。
注意点としては、英語の文章を書く際には細かなルールがあるので一概に「that万能説」が通る訳ではありませんが、会話の際には問題なく使えるので、まずはここから使っていきましょう。
関係代名詞whichの使い方
関係代名詞のwhichは、「モノ」を説明するときに使うことができます。
つまり最初の文章で出てきた「モノ」を次の文章で詳しく説明する際に関係代名詞のwhichを使います。
例えば、「I am reading a book.」と「I bought a book yesterday.」を繋ぐと以下のようになります。
- I am reading a book which I bought (a book) yesterday.
- 私は昨日買った本を読んでいます。
これは、今読んでいる「book」を二つ目の文章で説明している内容になります。
このように何かの「モノ」を説明する際は、whichを使い二つの文章を繋げることができます。
(a book)は、前の文章で出てきているので一般的には省略しますが、わかりづらい際は省略しなくても構いません(英会話の場合)
細かなところまでをきにすると、迷ってしまい話せなくなってしまうので、迷ったら最低限のルールのみを頭に入れて積極的に使っていきましょう。
関係代名詞whoの使い方
関係代名詞のwhoは、「ヒト」を説明する際に使うことができます。
つまり最初の文章で出てきた「ヒト」を次の文章で詳しく説明する際に関係代名詞のwhoを使います。
例えば、「I have a friend.」と「My friend lives in Tokyo.」を繋ぐと以下のようになります。
- I have a friend who lives in Tokyo.
- 私には東京に住んでいる友達がいます。
これは、最初の文章に出てきた、私には友達がいますの「friend」を二つ目の文章で説明している内容になります。
このように「ヒト」を説明する際には、whoを使い二つの文章を繋げることができます。
whoは比較的わかりやすく、感覚的に使うことができる関係代名詞になります。
関係副詞の種類
関係副詞とは、「時間(時)、場所、理由」を説明するときに使うことができる副詞になります。
関係副詞を英会話で使っていく場合、あまり副詞を意識する必要はありませんが、念のため副詞について簡単に触れておきます。
- 副詞とは?
-
名詞以外の語彙を説明するときに使われます。
- 形容詞→名詞を説明するときに使われる。
- 副詞→名詞以外の語(動詞、形容詞など)を説明するときに使われる。
関係副詞は全部で3つあります。
- when
- where
- why
これらの使い分けは、何を説明するのかでどの関係副詞を使うかが変わってきます。
関係副詞whenの使い方
関係副詞のwhenは「時間(時)」を説明する際に使われます。
時間とは、前の文章に対して「いつ」などの時間的要素を付け加える際に使われる関係副詞です。
つまり、最初の文章に対してそれを「いつやるのか」などを付け加える際に使うことができます。
例えば、「I want to watch movie」と「I finish homework.」を繋げると以下のようになります。
- I want to watch movie when I finish homework.
- 私は宿題が終わった後に映画が見たい。
このようにwhenを関係副詞として使うことで、前の文章に時間的要素を付け加えることができます。
関係副詞whereの使い方
関係副詞のwhereは、「場所」を説明する際に使うことができます。
場所とは、前の文章に出てきた場所に対して、それは具体的にどんな場所なのかを説明する際に使われます。
例えば、「This is the hotel」と「My friend works the hotel」を繋げると以下のようになります。
- This is the hotel where my friend works (the hotel).
- ここは私の友達が働いているホテルです。
これは、最初の文章に出てきた、「the hotel」を二つ目の文章で説明している内容になります。
whrerの使い方は関係代名詞のwhoの使い方と非常に近いです。違いとしては、「ヒト」か「場所」かだけの違いになります。※厳密には他にも違いはありますが、感覚的にここだけ押さえておけば英会話には問題ありません。
関係副詞whyの使い方
関係副詞のwhyは、「理由(the reason)」を相手から聞いたり、確認する際に使われます。
理由とは、「なぜこうなったのか?」などを確認する際に使われる表現で、他の関係副詞とは少し違った形で使われます。
ここで注意が必要なのが、関係副詞のwhyを使う際は必ず前の文章で「the reason」が使われている必要があるということです。
- Can you tell me the reason why you always late?
- なんでいつも遅刻するか教えてもらってもいいですか?
関係副詞のwhyは常に「the reason」の理由や原因を聞く形で使われるので、定型文として覚えておいた方が実際の英会話で使うことができるでしょう。
最後に
関係詞は、実際の英会話や海外ドラマなどで、非常によく使われる文法になります。
イメージとしては、最初の文章を説明する形で関係詞の後の文章が使われますので、そこを押さえておけば相手がどんなことを伝えたいのかをイメージすることは簡単です。
厳密には様々なルールがまりますが、英会話で使う分には今回紹介した内容を押さえておけば問題はないでしょう。