SEO対策を行なっていく上で無視できないのが、Google検索エンジンの存在です。
インターネット上から情報を取得する際に、YahooやGoogleから検索し情報を取得するのが一般的だと思いますが、現在YahooもGoogleも使用している検索エンジンの仕組みはGoogleが開発した仕組みになります。
日本におけるYahooとGoogleの普及率は全体の9割以上に及んでおり、ユーザーの9割以上がGoogleの検索エンジンの仕組みを利用しているのです。
SEO対策を行う際には、Google検索エンジンの仕組みを理解することが、SEO対策の第一歩と言えるでしょう。
目次|この記事の内容
Google検索エンジンの仕組み
Google検索エンジンは、以下の3つの流れで検索結果を表示させています。
- Webページをクローリングしサイト情報を入手する
- 取得した情報をデータベース化しインデックスする
- ユーザーの検索結果を元にインデックスされているデータから結果を反映させる
Google検索エンジンはこの3つ流れでサイトのデータ取得から表示までを行なっています。
SEO対策を行う際は、それぞれの流れに沿って対策を行なっていく必要があります。
1.Webページをクローリングしサイト情報を入手する
Googleはクローラーと呼ばれるbotを使いインターネット上にある情報を自動で集めていきます。
クローラーの動きとしては、Webサイトに貼られているリンクを辿りながらサイトからサイトへ移り情報収集を繰り返し行なっていきます。
クローラーが当たらなページを発見するとその情報を取得し検索エンジンに伝えていくのです。
つまり、新しいページやコンテンツを作ったとしても、クローラーをWebサイトに呼び込む行為や、仕組みを作っていなければ検索エンジンに反映されることはなく、ユーザーに情報が届かないケースが出てきてしまうのです。
2.取得した情報をデータベース化しインデックスする
クローラーは新しいサイトやページを見つけたら、その情報を検索エンジンに伝えます。
この際に、クローラーは取得した情報をデータベース化し検索エンジンに登録してくれます。
この登録がされて初めて、GoogleやYahooで検索した際に検索エンジンに作成したサイトやコンテンツが表示されるようになります。
このことをインデックスと呼びます。
インデックスをされた際にはサイト情報のみでなく、公開日時、ページ内のキーワード、公開からの経過時間など様々な情報もデータとして保存されます。
3.検索結果を元にインデックスされているデータから結果を反映
ユーザーが検索エンジンで検索をした際に、クローラーによって登録された情報と、ユーザーが検索したキーワードを元に、インデックスに保存されいる情報の中から有益で関連性の高いものを検索結果として返します。
有益で関連性の高い情報の抽出を行なっているのが、Googleが開発したアルゴリズムです。以下の3つの観点で情報の抽出を行なっています。
- 検索されたキーワードの分析
- 検索キーワードの照合
- ページのランキング
1.検索されたキーワードの分析
ユーザーが検索したキーワードを元に、ユーザーがどのような情報を知りたいのかまでを分析します。
Googleが行なっている分析処理は、関連するキーワードの分析も同時に行うことができるので、別のキーワードで同じような意味のキーワードも同時に分析を行なってくれます。
2.検索キーワードの照合
検索されたキーワードの分析結果を元に、それに関連するWebサイトやページをインデックスに登録されているデータベースから照合します。
検索されたキーワードと一致するキーワードが入っているページを優先的に引っ張ってくるイメージです。
3.ページのランキング
インデックスから引っ張ってきたページをユーザーの検索意図や有益度の高いものからランキングをつけていきます。
実際に表示される際は、このGoogleがつけたランキング順に表示されていきます。
ランキングを付ける際の評価基準は200種類以上あると言われていますが、その内容は非公開とされています。
Googleの考えを反映させたSEO対策
Google検索エンジンに結果を上位表示させるためには、ページのランキングが非常に重要になってきます。
しかし、先ほど説明した通りランキングの評価基準は非公開とされています。
ここで重要になってくるのは、評価基準を推測しそこに対して対策を行なっていくということです。
Googleは検索エンジンのあるべき姿としてこのように述べています。
完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を性格に把握し、ユーザーのニーズに一致するものを返すエンジンである。
これをSEOに置き換えると以下のように推測できます。
- ユーザーの意図を把握→ユーザーの理解を深める
- ニーズの一致→ニーズにあった情報の発信
- 返す→検索エンジンに正確に情報を伝える
ユーザーの意図を把握→ユーザーの理解を深める
ユーザーがどのような意図を持って検索してくるのかを理解する必要があります。
つまり、自分がターゲットとしてるユーザーを分析し、誰が何の目的で、何を解決したくて検索してきているのかを分析し理解する必要があるのです。
検索キーワードを元にユーザーの検索意図を読み取ることで具体的なターゲット像を把握していきます。
ニーズの一致→ニーズにあった情報の発信
具体的なユーザー像がイメージできたら、ユーザーにあった情報をコンテンツ形式で発信していく必要があります。
「ニーズにあった情報の発信」とは、ユーザーが求める情報を専門的に、かつ網羅的に発信していくことをさしています。
Googleが最も高く評価しているのが、ユーザーのニーズにあった情報の発信の部分で、ユーザーのニーズを満たすWebサイトやページが増えることにより、Google利用者の満足度が上がると考えているからです。
情報を発信するときは、自分が伝えたい情報を一方的に発信するのではなく、ユーザーのニーズを考慮して発信していきましょう。
返す→検索エンジンに正確に情報を伝える
Googleは検索エンジンのあるべき姿として「ユーザーのニーズに一致するものを返すエンジン」と述べていますが、この「返す」を行う大前提として、Google検索エンジンに正確にWebサイトやページの情報を伝える必要があります。
ユーザーであれば、テキストのみで内容を把握することができますが、Google検索エンジンはコンピューターなので、検索エンジンにしっかりと伝わる形で情報を発信していかなければなりません。
そのためには、Webサイトの構造や、HTMLタグの記述方法など、検索エンジンに伝わりやすいサイト構築をしていく必要があります。
これらの施策は、SEO対策で取り上げられている一般的な方法なので、事前に確認し対策をしておきましょう。
最後に
効果的にSEO対策を行なっていくためには、Googleの仕組みを知ることが重要になってきます。
Googleの仕組みを理解し、それに合わせて対策を行なっていくことで、効果的な対策はもちろん、何のために行う対策なのかを把握することができるので、効率的にSEO対策を行なっていくことができます。
SEO対策とはGoogle対策のことなので、事前にしっかりとGoogle検索エンジンのことを理解しSEO対策を行なっていきましょう。