「may」や「might」って海外ドラマ見てるとよく出てくるけど、いまいち使い方がよくわからない。。
という方向けに具体的にどのような場面で使えるかについて解説していきます。
英語はニュアンスや使うシーンなどが重要になってくるので、使うシーンやニュアンスをイメージできれば、それを会話に取り入れて行くことは簡単にできるようになります。
目次|この記事の内容
助動詞とは
助動詞とは、その名の通り動詞を助ける役割をする言葉のことで、助動詞を使うことで、動詞にプラスアルファの意味を付け加えることが出来ます。
助動詞を使っていくポイントとしては、
- 動詞にどんなニュアンスや意味をプラスで持たせたいか
- 相手に何をどんなニュアンスで伝えたいか
- 必ず動詞の前に来る
この3つを抑えて、それぞれの助動詞の使えるシーンやニュアンスをイメージできていれば、使いこなすのは簡単です。
抑えておきたいmayの活用方法
mayと聞いて一番最初に思い浮かぶイメージは、推量の「~かもしれない」ですよね。有名なフレーズでいうと「May be(多分ね)」なんかが使いやすいものではないでしょうか。
mayは推量の意味でももちろん使われますが、一般的に以下の意味で使われます。
それぞれの使えるシーンやニュアンスをイメージしていき、実際の会話で使っていきましょう。
許可のmay
許可のmayとは、「~してもいいですよ」という話し手から相手に対して何かの許可を与えるときに使える表現です。
許可というと少し上から目線に聞こえるかもしれませんが、「許可のmay」を使うケースとしては、先輩から後輩や、親から子など目上の方が何かの許可を与える際によく使われる表現です。
- I want to eat ice cream. Can I eat it now?
- アイス食べたいから今食べてもいい?
- You may eat ice cream after finished dinner.
- 夕飯が終わった後なら食べてもいいわよ
このように、誰かに何かの許可が必要なケースでよく使われる表現ではありますが、特徴としては少し上から目線になるので、使う際には少し注意が必要です。
推量のmay
推量のmayは、一番よくつかわれるmayの活用方法になります。
「多分そうだと思うよ」や「~かもね」など、自分では正確に判断はできないけど、自分はこう思ってるよ。などを伝えるときに使うことが出来ます。
- Let's go to a picnic tomorrow. Are you free?
- 明日空いてるならピクニック行かない?
- It may rain tomorrow all day long.
- 明日は一日中雨らしいよ。
mayは確定しているかどうかわからない事に対しての意見を言うケースが多いので、自分のことよりかは、自分以外のことを伝える時によく使います。
例えば、周りの友達で英語の勉強すごく頑張ってたり、留学のことを調べてる友達がいたとしたら、
- He may go to study abroad next year.
- 彼は来年留学に行くかもしれないね。
のような形で使うことが出来ます。
何かの事実があって、その事実に対して自分の意見を伝える時などはよく出てくる表現になります。
抑えておきたいmightの活用方法
まず初めに、mightはmayの過去形ではありますが、現在形で利用するのが一般的です。
過去形の意味のみで覚えてしまうと、mightを英会話の中で使っていくのは非常に困難になるので、しっかりと使える場面や、言葉のイメージを掴んでいきましょう。
mightは一般的に以下の意味で使われます。
- 推量(~かもしれない)
- 過去形(時制の一致)
それぞれの使えるシーンやニュアンスをイメージしていき、実際の会話で使っていきましょう。
推量のmight
mightはmayと同じく推量の意味でつかわれることが非常に多いです。因みに推量の意味で使われる場合は、現在のことを表す際に使われます。
mightとmayは同じ推量の意味で使われますが、大きな違いはその核心の度合いです。
- may:「~だろう」確信度50%くらい
- might:「(おそらく)~だろう」確信度20%くらい
この二つの大きな違いは、発言の自信度合いがどのくらいあるかです。
mightの場合は、確信度20%くらいなので、「(自分にはわからないけど)多分こうじゃない?」くらいの軽い感じでよく使われます。
- I want to talk with Lisa. Do you know where she is?
- リサと話したいんだけど、彼女どこにいるかわかる?
- I don't see her for while. She might go back to home.
- 彼女見てないな。もう家に帰ったんじゃない?
「根拠はないけど多分そう」位の推量を表すときには、よく使われる表現になります。
過去形のmight
mayの過去形としてmightを使う際に必ず登場するのが「時制の一致」になります。
時制の一致とは、一つの文章内に出てくる時制は同じ時制にしなければならないというルールです。
つまり、過去形の文章は全て過去形で揃えるし、未来形は全て未来形で揃える必要があるということです。
過去形の形でmightを使う際は、「〜だったかもしれない」と訳すことができます。
- I thought she might tell me lie.
- 私は彼女が嘘をついてるかもしれないと思った。
これは、thoughtが過去形なのでそれに応じてmayも過去形のmightに変わってるので時制の一致になります。
この際に使われるmightはmayの過去形として使われていますね。
因みに、過去の推量を表す方法で別の方法もありまして、こちらの方が使われる頻度は高いです。
- might + have + 過去分詞(〜だったかもしれない)
これは、助動詞と現在完了形の組み合わせになります。
- She might have told me lie.
- 彼女は私に嘘をついたかもしれない。
こちらの方が使用頻度が高いので、少し複雑ですが覚えておいて損はない表現方法です。
最後に
助動詞には色々な使い方や意味がありますが、頻繁に会話の中で使われるものは限られてきます。
また、最初から全てを覚えて使いこなすのは非常に難しいので、まずは基本的なものや、使用頻度が高いものから一つずつ実際の会話で使えるようにしていきましょう。
言葉の意味や、単語のイメージがわけば、その後参考書などで勉強した際に効率よく学んでいくことができるので、ステップを踏んで継続的に勉強をしていくことが重要になってきます。