マーケティングの手法には色々な方法がありますが、インターネットが普及した現在、ネットからの集客を強化したいと考えている方も多いのではないでしょうか？
ネットからの集客を強化するには、ただ闇雲にWebサイトを作るだけでは、ネットからの集客を見込むことはできません。
自社のWebサイトを持つと言うことは重要ですが、それと同様にWebマーケティングと言う考え方も重要になってきます。
今回は、ネットからの集客を強化していくための、Webマーケティングの考え方と、その手法についてご紹介していきます。
目次｜この記事の内容
Webマーケティングとは？
Webマーケティングとは、インターネット上で行うマーケティング活動のことです。
WebサイトやWeb広告、SNSなどのインターネット上にあるサービスを利用し、集客の仕組みを作り上げていくことです。
Webマーケティングのいいところは、一度仕組みを作ってしまったら、長期的かつ安定的に集客を行なっていけると言う点にあります。
また、集客だけでなく、ブランディングなどの観点で、見込み客への認知活動も同時に行うことができるので、様々な観点からWebマーケティングを行う企業が増えてきております。
目的に応じて様々な方法があるので、目的を明確にし施策を講じていくことが重要になってきます。
Webマーケティングにはどのような特徴があるのかを見ていきたいと思います。
Webマーケティングの特徴
Webマーケティングには、他のマーケティング活動と比べどのような特徴があるのでしょうか？
代表的な特徴を3つご紹介します。
1.費用対効果が明確にわかる
Webマーケティングを行う際に、Web広告やSNS、Webサイトの運営など様々な方法を利用し、集客を行い、そこから収益化に繋げる活動をしていくと思います。
Webマーケティングの特徴としては、広告やサイトの分析を行うことができるので、どの広告やページからどのくらいの集客ができているのかや、Webサイトに訪問したユーザーの何％がサービス購入に至ったのかなど、細かな情報を把握することができるので、どの施策からいくらくらいの売上が上がったのかなどを正確に把握することができます。
つまり、施策ごとにいくらくらいコストがかかり、いくらくらい売上が上がったのかを細かく見ていくことができるのです。
費用対効果の高い施策を継続し、低いものを改善していくことにより、効率的でかつ収益性の高いマーケティング活動を行なっていくことができます。
2.ターゲティングができる
Web広告では、狙いたいターゲットの属性情報を元に特定の条件を満たしている人に対して広告を表示させることができます。
特定のターゲットを絞ることにより、不特定多数に表示させる広告に比べ、より具体的なニーズに答えるような情報を組み込むことができるため、効果的に伝えたいポイントを訴求できたり、広告の表示回数をターゲットにのみ表示させるので、コストの削減に繋がったりします。
3.ローコストでスタートできる
Webマーケティングをスタートするためには、サーバーの契約とドメインの取得が必要になります。
これらを準備する費用としては、月に数千円になります。
今では、専門の業者に頼まなくてもWordPressなどを使い自分でWebサイトやメディアを立ち上げることができるので、比較的ローコストでWebマーケティングを始めることができます。
しかし、多少の専門知識が必要になってくるため、予算に余裕がある場合は、専門業者に頼んだ方が集客力の高いサイトが手に入ります。
また、Web広告も月に千円単位で行うことができるため、ローコストでWebマーケティングを始めることができます。
もちろん短期的にたくさんのユーザーを集客したい場合は、ある程度の金額が必要になります。
Webマーケティングの手法
それでは、具体的にWebマーケティングにはどのような施策があるのかについて、ご紹介していきます。
施策にはそれぞれ目的があり、ユーザーをWebサイトに集めるための集客施策、一度サイトに来た方に再来場を促す再訪問施策、長期的にサイトに滞在してもらったり、お申込みなどのアクションに繋げる回遊施策があります。
目的に応じて、どのような手法があるのかについて解説していきます。
集客施策
集客施策とはWebサイトにユーザーを集めるための施策になります。
集客を行うためには、Webサイトの存在を知ってもらわなければなりません。
なので、集客施策としては、広告などの施策を中心に周知活動とWebサイトへの誘致を行っていきます。
SEO対策
SEO対策とは、「検索エンジンンの最適化」のことで、Googleなどの検索エンジンで検索された際に上位表示をさせるための施策になります。
SEO対策は、短期的にできるものと長期的にかかるものがあり、基本的には定期的にサイトを更新していくなど、時間がかかる施策になります。
広告施策と並行して、SEO対策を行うことで、最終的に広告に頼らなくても集客が見込める強いサイトに成長させることができます。
リスティング広告
リスティング広告とは「検索連動型」の広告のことで、Googleなどの検索エンジンで一定のワードで検索をした際に、上位に表示させるための広告になります。
特徴としては、クリックされると料金が発生する仕組みになっているので、広告を通じて入ってきたアクセス数に応じて料金が上がっていきます。
また、審査を通過すればすぐにでも上位表示されるので、短期的にアクセス数を集めるのに向いている広告になります。
ユーザーが自身で検索したキーワードに対して表示される広告になりますので、検討度合いの高いユーザーを集客することができるのも特徴です。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、決められた広告欄に料金を払い掲載する広告のタイプになります。
ユーザーが他のサイトに訪問した際に、画面の端や、途中に表示される画像や動画付きの広告のことです。
特徴としては、ポータルサイトのトップページなどに表示させることができるので、幅広い層に対して自社のサービスを周知することができます。
SNS広告
SNS広告とは、FacebookやInstagram、Twitterなどのソーシャルメディアに対して広告を掲載します。
SNS広告の特徴は、ユーザーとのやり取りなどが気軽にできる為、集客を行うことはもちろんのこと、リピート客の獲得を目的として行う企業が多いです。
また、ユーザーの年齢や、地域、興味関心などの属性情報を使い広告を配信することができるのも特徴の一つです。
アカウントは無料で開設できるため、気軽に始めることができます。
再訪問施策
再訪問施策とは、過去にサイトに訪問してたり、商品やサービスを購入しているユーザーに対して行っていく施策のことです。
つまりリピート率を上げるための施策といえます。
集客施策と組み合わせることで、効果的にWebマーケティングを展開していくことができます。
リターゲティング広告
リターゲティング広告とは、過去に自社Webサイトに訪れたことがあるユーザーにターゲットを絞って広告を出し、自社サイトに再度訪問を促すための広告になります。
特徴としては、一度自社サイトに来たユーザーを追客し、別のサイトを閲覧しているときも自社サイトの広告を表示させるというものです。
また、一度来場したユーザーをターゲットにしている広告なので、ニーズのあるユーザーがターゲットになります。
そのため、リピート率を上げるなど、比較的効果の出やすい広告のタイプといえるでしょう。
メールマーケティング
メールマーケティングとは、過去に商品やサービスの購入があったユーザーに対して、定期的にセール情報、新商品情報、イベント情報などの有益な情報をメールで配信していく施策になります。
これはターゲットのメールアドレスを取得するということが必須条件になりますので、既存顧客に対して行う施策になります。また、目的としてはリピート率の向上です。
広告などを使い、新規のユーザーを獲得し続けるするよりも、すでに自社のサービスを利用したことがあるユーザーをメールマーケティングなどでリピートさせるほうが、はるかに費用対効果が高いのです。
ステップメールなどを利用し、リピート率を上げる仕組みを作ることで効率的に売り上げを上げていくことができます。
回遊施策
回遊施策とは、Webサイトに来たユーザーが、実際に商品やサービスの購入など、アクションを起こしてもらうための施策になります。
サイトに来て興味度が上がったユーザーをしっかりと獲得していくために必要な施策になってきます。
Webサイトを見やすくする
ユーザーを獲得していくためには、まず見やすいWebサイトが必須になります。
通常、興味度を上げるために様々なコンテンツや商品ページを用意していると思いますが、ユーザーが直感的に見たいページを見れるサイトでなくては、せっかくWebサイトに来てもすぐに離脱してしまいます。
また、一つのページだけを見てコンバージョンするというケースは少なく、通常何ページかサイト内のコンテンツや商品ページを見た後に、お申込みをするケースがほとんどです。
なので事前に、ユーザーが興味をそそられるようなコンテンツを準備しておくことも重要です。
LPO対策
LPOとは「ランディングページの最適化」のことで、広告などで集客したユーザーが一番初めに目にするページのことです。
このページを見て興味をそそられなければ、ユーザーは一瞬でそのサイトを離脱します。
なので、LP（ランディングページ）を作る際は、ユーザーの検索意図などを考慮し、ユーザーのニーズに合った情報や、画像などを表示させることが重要です。
EFO対策
EFO対策とは「入力フォームの最適化」のことで、興味度が上がり入力フォームまでたどり着いたユーザーを逃さないための施策になります。
ユーザーはとても面倒くさがりです。自分の行動を思い起こしてみてください。
登録するときに、根掘り葉掘り聞かれるとめんどくさくなって登録するのをやめてしまいませんか？
EFO対策とは、より簡単に入力フォームを通過してもらうための施策で、入力の負荷を軽減しコンバージョン率を上げることを言います。
最後に
Webマーケティングの基本と方法についてご紹介してきました。
いいホームページやメディアを作っても、ただ持っているだけでは、集客はできません。
集客力のあるサイトにし、収益化につなげていくためには、Webマーケティングは欠かせないのです。
目的を達成するための施策をしっかりと打っていき、自社のサイトを集客力があり収益につながるWebサイトに成長させていきましょう。
