という方向けに、最低限押さえておきたい内容や、考え方を紹介していきます。
英語を話すうえで、いつのことを話しているのかを明確にする「時制」って結構重要なので、しっかりと活用できるようにしていきましょう。
目次|この記事の内容
英会話を勉強するときのポイント
英会話は、基本を押さえておくと上達が非常に早いです。
私が考える基本とは、5文型になります。
正直言って、5文型をしっかりマスターするだけで英会話できるようになります。
まさに自分がそうでした。5文型毎日勉強して半年で海外の方とコミュニケーションは取れるようになりました。(因みに向こうの言ってることがなんとなくわかって、こっちの言いたいことが伝えられるレベル)
なので、こちらの記事に私が意識して勉強したことをまとめてありますので、ご興味のある方はぜひ参考までにご覧ください。
時制とは?
時制って日本語で話してるとあんまり意識しないですよね。なので、時制って何?って聞かれてすぐ出てくる人ってあんまりいない気がします。
ググるとこんな感じで出てきます。
ヨーロッパの諸言語やセム語などにおいて、動詞の、過去・現在・未来など、時に関する言い表し方で語形が変わる文法組織。
つまり、過去、現在、未来で単語の形が変わります。っていうことです。
日本語と英語の大きな違いの一つは、この時制になります。
日本語を話すときは特に意識をしていないので、英会話を始めたときにぶつかる壁の一つではないでしょうか。
もちろん私もぶち当たりました。。
時制がめちゃくちゃだと、話を聞いているほうはいつの話をしているのかわからないので、結構疲れるんですよね。。
ですが、時制も完璧に覚える必要はありません!(キッパリ)
ポイントを押さえて最初は最低限必要なポイントを覚えましょう。
時制は感覚やイメージが非常に大事になってくるので、ポイントやコツをつかめば、そこからの上達は早いです。
まず初めに時制の種類から
では早速時制についてみていきましょう。
- 現在形
- 過去形
- 未来形
- 現在進行形
- 過去進行形
- 未来進行形
- 現在完了形
- 過去完了形
- 未来完了形
- 現在完了進行形
- 過去完了進行形
- 未来完了進行形
時制は全部で12種類あります。多いですね。。
「うわー。。。」って今思いましたよね?
はい、私も思いました。
でも安心してください。当たり前ですがこの中で英会話で使うのはほんの一部です。
大学受験やTOEICで高得点を狙っているのであれば、一通り把握しておく必要はありますが、英会話では一部をしっかり理解しておけば全く問題ございません。
実際の英会話でよく使う時制はこちらです。
- 現在形
- 過去形
- 未来形
- 現在進行形
- 過去進行形
- 現在完了形
以上です!
ちょっと頑張れそうな気がしてきましたか?
それでは、具体的に英会話で使う時制について解説していきます。
現在形:習慣を表すときの表現
現在形を使うシチュエーションは、「事実」と「習慣」を伝えたいときに使います。
英会話の場合、特によく使うのは自分自身がよく行う「習慣」などを相手に伝えたいときに現在形を使っていきます。
つまり、「普段何してんの?」とか聞かれたときに「これしてる」みたいなことを会話で話すときには現在形で話します。
よくある会話がこれです。
- What do you do?
- あなたは、何されてる方ですか(職業は何ですか)?
- I am student. I go to 〇〇university.
- 私は学生でして、(いつも)〇〇大学に通っています。
初対面の方と会話をするときは、だいたいこの流れで会話に入ります。
この会話のポイントは、「What do you do?」で直訳すると「何やってますか?」になると思います。
しかし、ここが現在形の落とし穴で、ここの「do」は今のことを聞いているのではなく、普段何しているのかのことを聞いています。
よって、「普段何してるのか」→「あなたの職業は何か」を聞いていることになります。
また、「I go to school.」は「(普段から毎日)学校に通ってます。」を意味しているので、単発的な行動の際は現在形は使いません。
英会話で現在形を使うときは、「習慣」や「毎日やること」に対して使うことがほとんどなので、そこを意識して使っていきましょう。
過去形:昨日何やったを伝える
過去形で会話をするときは、動詞を過去形に変更するだけです。簡単ですね。
過去形は、会話の中でおそらく一番使う時制ではないでしょうか。
自分が友達や家族と話す時のことを思い出してみてください。
昨日のことや先週末のことを話すことがほとんどではないでしょうか。
過去形は、過去の一点(昨日、先週末、去年など)を指して、その時に何をしたかを表すときに使います。
ちょっとわかりづらいですかね?
つまり、「先週何してた?」とか「昨日のお昼何食べたの?」とか聞かれたときには全て過去形で答えます。
- What did you do last night?
- 昨日の夜何してたの?
- I went to movie theater with my friends last night.
- 昨日の夜は友達と映画館に行ってたよ。
過去形は現在形よりも圧倒的に使用頻度は多いです。
最近起こったこと、やったことなどを話すときは、ほとんど過去形で話します。
現在形の10倍くらい英会話の中では登場するので、必ず押さえておきましょう。
未来形:これから何やるを伝える
未来形は主語(I,You,He,She,Theyなど)と動詞の間に「be going to」をつけることで文を作ることができます。
未来形のポイントは、「これからやること」「今からやること」を相手に伝えるときに使います。
イメージとしては、割と近い未来に何するのかを相手に伝えるときに使います。
「この後」「今夜」「明日」「来週」くらいのことを伝えるときは、「be going to 動詞の原型」を使っていきましょう。
- What is your plan tonight?
- 今夜なんか用事あるの?
- I am going to drink with my friends after work.Do you want to come with us?
- 仕事終わりに友達と飲みに行くよ。君も一緒に来る?
これも日常会話でよくあるシチュエーションですね。
短い文章を繋げるだけでも十分会話は成り立ちますので、初めは短い文章を簡単な文法でたくさん作り、それを繋げて話すようにしていくとスムーズにコミュニケーションを取れるようになっていきます。
現在進行形:今やってることを伝える
現在進行形は「be+動詞ing」で表すことができます。
現在進行形を使うケースとしてはこの4つです。
- 今現在行なっていること
- 最近行なっており、今も継続して行なっていること
- 確実に起こる未来
- 繰り返し行われていること
実際の英会話でよく使うのは1と2なので、今回はそちらを紹介していきます。
現在行なっていること
これは現在進行形の一番代表的な使い方になります。
「今何してるの?」とか日常会話でよく聞かれたりしますよね。
- What are you doing now? How about hang out somewhere?
- 今何してるの?どっか遊びに行かない?
- I am studing English now, because I have a exam tomorrow class.
- 今英語の勉強中です。。明日の授業でテストがあるからさ。。
誘いを断る時とかにはよく使えるかもしれませんね。笑
ちなみに「hang out」はスラングで遊びに行くことを言います。これはよく使う表現の一つですね。
最近行なっており、今も継続して行なっていること
これは最近はまっていることや、最近始めたこと、自分が相手におすすめしたいことがあるときに使えます。
相手に趣味を聞かれた時や、「最近変わったけどなんかあった(いい意味で)?」とかを聞かれたときに、「最近こんなことやってるよ〜」のニュアンスで使うことができます。
- You can speak English pretty well. Are you doing something special?
- 英語すごく上手だね!何か特別なことでもやってるの?
- I am just watching English TVshow everyday. That is really good for listening and speaking.
- 毎日英語のドラマをみてるだけだよ。リスニングとスピーキングにはすごくいいよ!
現在進行形では、この二つの使い方を覚えていれば、大抵のことは伝えることができます。「今まさにやっていること」と、「最近継続してやっていること」は現在進行形で表せると覚えましょう。
過去進行形:あの時はこれをやってた
過去進行形は、「was, were(be動詞の過去形)+動詞ing」で表すことができます。
ここで少し難しいのが、「過去形」との使い分けです。
過去形との大きな違いは、過去形は過去の一点を指しているのに対し、過去進行形は過去の継続している事柄について指しています。
これも日本語にない考え方なので、非常にイメージがわきづらいです。
ポイントとしては、過去進行形は「何かか起きた時、何かをしていた」の形で使うケースがほとんどです。
例えば、「電話がきた時寝てた」や「映画をみている時に人がきた」などのシチュエーションで使うことが一般的です。
- I called you last night. Why didn't you answer the phone?
- 昨日の夜電話したのに、なんで電話に出なかったの?
- Sorry, I didn't notice that. When you called me,I was sleeping.
- ごめん気づかなかった。。電話かけてきた時寝てました。。
進行形の例文が言い訳っぽいのが多くなっていますが、実際に使ってたケースもこういうのが多かったような気がします。笑
もちろんポジティブな意味でも使えるので、自分が普段良く言うことを英語に直して使ってみてください。
現在完了形:過去の経験を話す
最後は現在完了形です。現在完了形は、「have+過去分詞」で表すことができます。
これも日本語にない表現方法ですね。
現在完了形のイメージとしては、「私は過去にこういうことやったことあります。」などの経験を相手に伝える時によく使います。
これも過去形とよくごっちゃになるやつですね。最初はわかりづらい例文で比較してみます。
- I have been to the US.
- 私はアメリカに行ったことがあります。
- I went to the US last year.
- 私は去年アメリカに行きました。
過去形と現在完了形の大きな違いは、現在完了は経験を話すので明確な「いつ」は必要ない。過去形は過去の一点を話すので「いつ」が必要になる。
これが大きな違いになります。
つまり、「テニスやったことあるよ。」とか「子供の頃海外行ったことあるよ」とか、そういう過去の経験を話すときは現在完了形を使い、「昨日テニスやったよ」や「一年前に海外行ってきたよ」など、過去の特定の時期一点に焦点を絞っていることは過去形で表します。
これは疑問形も同様で、「テニスやったことある?」は現在完了で、「昨日テニスやった?」は過去形で質問します。
- Have you ever played tennis with foreigner?
- 今までに海外の方とテニスってやったことありますか?
- Yes,I have
- ありますよ。
- Did you play tennis with foreigner yesterday?
- 昨日海外の方とテニスしてましたか?
- Yes, I did.
- してましたよ。
現在完了形は、意外とよく使います。
友達と話す時に、「これやったことある?」とか「ここ行ったことある?」とかよく聞いたりしませんか?
現在完了形が使えると、話題の幅が広がるので簡単な質問からでいいので、積極的に使っていきたい表現です。
最後に
今回ご紹介した時制は、英会話を行ううえで非常によく出てくるものになります。
むしろここを押さえておけば、ほとんど日常会話には困らなくなります。
複雑な文法はなく、どれも英語の基礎的な部分になるので、中学の文法を押さえておけば間違い無いと思います。
英会話特化型でご紹介したので、文法の具体的な部分は紹介していませんが、より詳しく理解されたい方は参考書などを見直すのもいいと思います。
英会話は出来るだけシンプルに考えることが非常に重要なので、知識を詰め込みすぎると逆に話せなくなってしまします。
なのでステップとしては、まず英語の感覚やニュアンスを掴み英語で話すことになれる→そのあとに詳しい文法を確認し精度を上げていく方が上達は早いです。
毎日少しづつでいいので、自分が継続できる方法で英語力をつけていきましょう。